staf’s diary

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食パン専門店

最近「食パン専門店」が大量に開店していると聞く。聞くというのは私が実際に見たことがないからなのだが、とにかく色々な店舗がオープンしているそうで、それを聞くたびにかつて聞いたある話を思い出す。

国土が広くて人口も多いある国で、あるレストランがオープンした。その店はその国土、その人口に相応しいサイズのレストランで、料理人ももちろんたくさんいた。そこで働く料理人は開店して以来、毎日同じ料理だけを調理していたそうだ。その店で働くかぎり、同じ料理だけを作る日が続く。転職しようにもひとつの料理だけしかできないのでは、なかなかそれも難しい。まるで蟻地獄のごとく、一度捕われたらもうすがりつくしかなかったのだ――。

別に関連性などまるでないが、私は食パン専門店のことを見聞きするたびに、どうしてだか、上記の話を思い出してしまう。どうしてなのだろうか。