極論
極論という言葉がある。
私はこの極論が実は好きだ。
極論は極端な論のことだが、逆に考えればそれより内側のマイルドな論はありえるわけだし、あなたが極論をもし誰かに伝えてその誰かに否定されたら、その否定した誰かは少なくともあなたのその極論よりマイルドな論を述べなくてはならない。言わないのであればその否定はその極論に述べたのか、それとも発言したあなたを否定したのかがわからなくなってしまう。もしくは何に対しても否定する種類のヒトを判別するのに使えるかもしれないが、そんなヒトはそんなことをしなくてもわかるはずだ。
それに上の考え方を利用することも可能だ。仮にダイエットをする際にあえて「ひと月で40kg減量する」と極論をまず作り上げ、少しずつ削っていく。もしくはマイルドにすると表現した方が理解しやすいかもしれない。結果として「半年で5kg減量する」となったとしても、それは悪いことではない。これまで存在しなかった計画をあなたがつくりあげたのだから、それは紛れもない前進だ。そのまま前に進めばいい。