staf’s diary

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失敗する、ということ

『仕事でミスをしない』のがもし当然だとすると、『仕事でミスをすること』はいけないことなのだろうか。人間は誰しも一度は失敗をする。手痛いものからそうでないものまで種類は様々だが、失敗したという事実は決して消去できない。失敗しないことを心がけている人がもし失敗したら、ひどく怒られるのだろうか。失敗をよくする人がいつものように失敗したら、それは軽く怒られるくらいで済むのだろうか。

海外ではどうだか知らないが、日本では失敗を極端に恐れる人が割と多い気がする。それはおそらく義務教育中に授業で聞かれた問いを間違えた瞬間に笑われる経験があるからだろう。そんな経験を何回も、そして何年もしなくてはならないのなら失敗を恐れてしまうのはしかたがない。

失敗は決して悪いことではない。問題は失敗から何も学ばずにいることと、そうだと教わることがなかったこと、そして失敗することは悪いことであるかのように感じざるをえない環境だ。だからもしあなたに子供がいるのならば、あなたが失敗する姿をぜひとも見せてあげるといい。そして笑いながら言えばいい。「失敗したけど、次はうまくいく」と。